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永代供養(法事・位牌・墓じまい・墓参り)のご紹介

永代供養(法事・位牌・墓じまい・墓参り)のご紹介

永代供養(法事・位牌・墓じまい・墓参り)のご紹介

御墓参りに行く人のうち、永代供養に関する知識を持ち合わせている方はどのくらいいるでしょうか。 今回は、そんな知る人ぞ知る「永代供養」に関する知識をご紹介します。

永代供養とは

現在は、継承墓、個人墓、夫婦墓、両親墓、共同墓、樹木葬、手元供養、海洋散骨など、様々な形態の供養方法がありますが、そんな供養の最後に行う行為が「永代供養」です。
※永代とは書きますが、実際には期限が存在します。

永代供養の手順

まず、市区村町の役場にて「改装証明書」を入手します。
次に、お墓の管理者から「納骨証明書」を入手します。
以上2点を役所に提出し、代わりに「改装証明証」を入手します。
遺骨の回収後、永代供養先へ「改装証明証」を提示して受け入れてもらいましょう。
火葬直後に永代供養を希望する場合
この場合には「火葬証明書」のみで永代供養先に受け入れてもらうことができます。

永代供養で法要のお布施について

「納骨法要」と「年忌法要」の場合には、お布施が必要になります。 法要と法事の違いは、以下です。

法要:僧侶にお経をあげること

法事:法要後の食事も含め行事そのもの

納骨法要とは

納骨法要とは、「納骨式」とも呼ばれています。
四十九日以降1年以内に墓石の前で僧侶にお経をあげてもらい、
骨を収めるための石室である「かろうと」に施主が遺骨を納骨します。

年忌法要とは

死後7日~49日目までの7日ごとに行う法要を「忌日法要」、
死後決まった年数ごとに行う法要を「年忌法要」と言います。
年忌法要には、命日から

  • 1年目の「一周忌」
  • 2年目の「三回忌」
  • 6年目の「七回忌」
  • 12年目の「十三回忌」
  • 16年目の「十七回忌」
  • 22年目の「二十三回忌」
  • 26年目の「二十七回忌」
  • 32年目の「三十三回忌」

の法要があります。
実際には99年目の「百回忌」まで存在しますが、
一般的には「三十三回忌」までにとどめ、法事を締めくくる意味を込めて「弔い上げ」を行います。

永代供養のお布施の準備

市販の白い封筒に「永代供養料」と表書きをします。
この時に使用する墨は、通常の墨です。
※薄墨を利用するのは、墨を摺る時間のないほどに急な不幸でしたとの意味合いを持たせるため。
今回の場合は、急ではなくあらかじめ把握できていた事柄なので、薄墨は使用しません。
「永代供養」の下には、フルネーム、または「○○家」と記名します。
指定のない場合には、裏面に住所などの情報を記載する必要はありません。

永代供養の場合の仏壇と位牌の処分をどうするか

仏壇:「仏様を祀る家用のお寺」「ご先祖様の家」
位牌:故人の魂を込めるもの。故人そのもの。

以上が「仏壇」と「位牌」の意味です。

まず仏壇の閉眼供養を行い、仏壇から魂を抜きます。
その後、お寺や仏具店に引き取りを頼むか、粗大ゴミとしての廃棄します。

開眼供養されていない仏壇の場合には、閉眼供養は不要です。
開眼供養がされているかどうか不明な仏壇の場合には、お寺に相談して閉眼供養を行うか決めると良いでしょう。

位牌は、数十年間お寺に保管してもらった後にお焚き上げを行うことで永代供養が完了します。

また、墓石の撤去も必要です。

まず、お墓のある自治体の役所に、「改装許可申請書」の提出をします。
※改装許可を得なければ墓じまいは不可能です。
墓石の閉眼供養を行い、墓石から魂を抜きます。
墓石店が墓石を回収。リサイクル、もしくは処分されます。
遺骨は、合葬墓に移動します。
この際に、お墓自体は更地にして墓地の管理者に返還します。

お墓を処分した後にも、仏壇や位牌には手を合わせる家庭があります。
仏壇や位牌の処分は、必ず永代供養と同時に行わなければならないことではありません。
しかし、後世の負担をなくすることを理由に、最近は仏壇や位牌の処分を行う事例が増えています。

永代供養のお墓参り(個人墓/共同墓地)のマナー

お墓参りの際の衣装や持ち物、手順はご存知ですか?簡単にご紹介します。

「個人墓の場合」

服装
身なりを整えた状態で行くことが望ましいでしょう。

持参品

  • ・生花
  • ・線香
  • ・ロウソク
  • ・火を付けるもの(ライター、マッチ)
  • ・花バサミ
  • ・掃除用具(ほうき、ちりとり、モップ、タオル)
  • ・ゴミ入れ(ビニール袋)
  • ・数珠
  • ・お供え物(個包装のお菓子、缶飲料)
  • ・お供え物に敷くための半紙
  • ・柄杓(水をすくう)
  • ・手桶(水を入れる)

大抵の墓地では、柄杓や手桶が提供されています。また、ゴミ箱の設置も墓地によってはあります。

永代供養のお墓参りの手順

  • ・手水舎のある場合には、手と口を清めます。
  • ・設置されている水道で手桶に水を汲み、柄杓とともに墓石の前まで持っていきます。
  • ・合掌礼拝を行います。
  • ・持参した掃除用具で、墓石を掃除します。
  • ・前に飾っておいた生花を回収し、新たな生花を花立てに飾ります。
    この時、花バサミで長さを調節しましょう。また、先でも後でも良いので水を花立てに注ぎます。
  • ・半紙の上にお供え物を置きます。また、お酒はかけると墓石が変色する可能性が高いので、かけずに置きます。
    故人の眠る墓石を汚さないように注意しましょう。
  • ・線香を点火します。線香の火を消す際には、汚れやすい息では消さずに手で仰ぎ消しましょう。
    その後、消した状態で、香炉に立てるか線香皿に寝かせます。
  • ・故人との縁が深い人物の順で、墓石に水をかけて墓石の正面で合掌します。
    合掌の際には、数珠を手に掛け、胸の前で合掌し、軽く目を閉じ、首は軽くうなだれます。
    故人に対して心の中で報告や感謝の言葉を述べましょう。
  • ・最後に、お供え物を他人や動物によって荒らされないように回収します。

「共同墓地の場合」

基本的には、個人墓と御墓参りのマナーは同じです。施設にもよりますが、掃除をする必要がなく、掃除用具を持参するは必要はありません。

墓じまいのタイミング

墓じまいのタイミングは、人によって様々です。

・70歳になったら

準備開始から完了までに数ヶ月~数年かかることもあるためです。
親族への説明と、変更先の準備に時間がかかります。
費用の準備も余裕のある内に行うことがおすすめです。

他にも

・故人の三十三回忌の弔い上げ終了後

・お墓の管理や維持が困難に感じた時

・新たなお墓の建立が予定されている時

・後継がいない時

などのタイミングが存在します。

墓じまいのトラブル

・離断料がかかる
離断料はお布施のようなものです。
3万~20万円ほどのところを、多めに請求されることがあります。
民間の霊園では、遺骨をお墓から取り出す手数料があらかじめ決まっているので安心です。
しかし、お寺のお墓の場合には遺骨を取り出すことと檀家をやめることがセットのため、抵抗されることがあります。
また、墓地の管理者である住職による承諾がないと、
遺骨をお墓から取り出すことが不可能な点もトラブルの元のようです。
さらに、お布施はお礼の気持ちで支払うものですが、
お墓の改装につきお布施を要求するお寺がままあるためトラブルが起きます。

・墓石撤去費用
寺院の提携店ゆえに石材店を選択できない点がトラブルの元です。
墓じまい後に、追加料金を請求されるケースもあります。
事前にお墓を確認してもらい、見積もりを出してもらうことでトラブルを防ぐことが可能です。
追加費用の発生についても、事前確認が必要でしょう。

・親戚からの非難
親族に知らせずに、継いだ人間がお墓を撤去したところ、
家系の象徴としての意味合いをお墓が持っていたことで親族から非難を受けることがあるそうです。
お墓には、親族の親や兄弟が入っていた可能性もあるので仕方がありません。
しかし、最終的には祭祀継承者が決定権を持っていることに変わりません。
祭祀の継承が明確でない場合にも、トラブルが起きるので注意が必要です。
※公営霊園など、墓じまいの費用負担が無料な事例もあります。

永代供養のまとめ

最後に行うお墓に関する決断「永代供養」。
トラブルを避けて、故人にとっても残された家族にとっても良い結果になるような判断が必要です。