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真言宗の特徴・教え・葬儀作法

真言宗の特徴・教え・葬儀作法

真言宗の特徴・教え・葬儀作法

真言宗の特徴・教え・葬儀作法の詳細

真言宗は空海(弘法大師)が平安時代に開いた真言密教の教えを教義とする仏教です。 真言密教の“真言”とは、大日如来の真実のことばのことです。この“ことば”は人間の使う言語では表現することのできないもので、この世界に起こる様々な事象の深い意味、すなわち隠された秘密の意味を示しています。その真実のことばを知ることのできる教えが密教なのです。 なぜ他の宗派のように人間に理解できる言葉でないのかと言うと、大日如来が方便を使わなかったからです。他の宗派では釈尊(大日如来が現世へ現れた時の姿と言われています)が教えを説く相手へ方便を用いたため人間の言語で表現することができました。一方、大日如来はこの方便を使わずに真実のことばで悟りの境地を説いたため人間の言語では表現できないのです。この真実のことばというのが真言宗の特徴です。

真言宗の教えの中心にあるのが「即身成仏」という考え方です。浄土真宗での即身成仏とは意味が異なり、今生きているこの身のままで成仏できるのが真言宗における即身成仏です。大日如来と自分が一体となった状態を意味します。この状態になれるように修行を積むのです。 修行の方法は三密加持(さんみつかじ)、または、三密瑜伽(さんみつゆが)と呼ばれる瞑想です。大日如来の身・口・心の隠されたはたらき(三密)と、修行者の身・口・心のはたらきが互いに感応し両者の区別が消えて一体となるよう精神を一点に集中させる瞑想を行います。この一体となる在り方を「入我我入(にゅうががにゅう)」と言います。仏が我に入り我が仏に入る、という意味です。

葬儀は「灌頂(かんじょう)」と「土砂加持(どしゃかじ)」が特徴です。 灌頂(かんじょう)は、仏の位に昇ることができるとされ、水を故人の頭に注ぎかける儀式のことです。密教特有の儀式であり、葬儀での灌頂のほかに伝法灌頂(先生になる人に行う)弟子灌頂(弟子になろうとする人に行う)などがあります。 土砂加持(どしゃかじ)は、土砂を洗い清めた後に火で焚き、それを光明真言を唱えてから遺体に振り掛け納棺する儀式です。火で焚いた土砂には苦悩を取り除く効果あり、遺体やお墓に振りかけると故人の罪を滅ぼすことができるとされています。

焼香は右手の3本指(親指・人差し指・中指)でお香をつまみ、額に押しいただいてから灰の中にくべます。これを3回繰り返します。

真言宗の数珠は、“振分数珠(ふりわけじゅず)”と呼ばれ、一連の長い数珠を二重に振り分けて使うことに由来しています。主珠108個、親珠2個、四天王4個に梵天房のついた数珠です。 持ち方は、親珠と梵天房が手の甲にくるように一連の数珠を両手の中指に掛けます。そして、そのまま合掌します。 また、数珠を擦り鳴らして音をたてるという密教独自の特徴があります。修法の終わりを知らせる合図として使われ、108の煩悩を擦り砕くという意味もあります。

香典袋の表書きは「御霊前」、または、「御香典」です。